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離婚・再婚家庭への世代間支援:「多世代の紐帯」としての祖父母に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K03848
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関名寄市立大学

研究代表者

小野寺 理佳  名寄市立大学, 保健福祉学部, 教授 (80185660)

研究分担者 梶井 祥子  札幌大谷大学, 社会学部, 教授 (90369249)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード世代間関係 / 祖父母 / 世代間支援 / 世代 / 家族
研究成果の概要

本研究は、未成年の子どものいる夫婦の離婚や再婚に関わる「多世代の紐帯」としての祖父母の働きを明らかにすることを課題としている。国内とスウェーデンにおいて調査研究を行った結果、わが国の祖父母は、単独親権制度のもとで親権者の親として自身に連なる子どもと孫だけを丸抱えで支援する傾向があるのに対して、スウェーデンの祖父母は、孫の親の新・旧パートナーとの関係を維持しながらストレスフルな状況にある孫の居場所・拠り所ともなり、孫がその両親や新しく親のパートナーとなった人々と良好な関係を維持できるように協力し、新しく自分の孫となった者とも親しい関係を築いていることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

スウェーデンのように共同親権の選択が増えつつあるところでは、祖父母は「交替居住」する孫や共同監護する孫の両親のために新たなネットワークの創造を担う重要な立場にある。わが国においても親の離婚や再婚を経験する子どもが増え、祖父母にこうした役目を主体的に果たすことが求められるようになる可能性は十分にある。本研究の成果は、「子どもの最善の利益」という点からの「祖父母という存在」のとらえなおしを進め、親の離婚や再婚を経験した子どもへの社会的支援の充実や、わが国における共同親権をめぐる議論の深化に貢献するという社会的意義をもつものである。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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