研究課題/領域番号 |
15K03871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 早稲田大学 (2018) 東洋大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
鈴木 規子 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授 (50610151)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | EU市民権 / EU離脱 / Brexit / イギリス系移民 / 人の自由移動 / 国際的移動 / ポピュリズム / イギリスEU離脱 / フランス大統領選挙 / BREXIT / EU域内移民 / イギリス国民投票 / 移民研究 / フランス研究 |
研究成果の概要 |
EUではEU市民権を享受している加盟国国民がいる一方、EUに反対する国民もいるように、EU市民の間で違いがある。イギリスがEU離脱を選択した国民投票がそれを表す一つの事例であった。EUからの離脱を支持したイギリス「国民」について、EU市民権を行使してフランスやスペインなどに暮らしているイギリス「移民」がどのように受け止めているのか尋ね、市民権と国籍に関する研究を行った。 この研究成果は、日欧米の研究者を招いた国際シンポジウムを開催して報告した。シンポジウムの内容について英語で本を出版する準備をしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヨーロッパにおいて反EU感情の高揚や、イギリスの国民投票でEUから初の離脱国が生まれたことは、EUへの加盟国国民の支持の低下が指摘されるが、すでにEU市民権を行使しているEU域内移民にとってはEU支持が強いことはあまり注目されておらず、彼らの意識に関する質的調査を行った研究は少ないため、学問的意義は多いといえる。 また、日本においてもイギリスのEU離脱について関心が高いので、イギリスとEUの関係や、他のEU諸国に居住してEU市民権を行使しているイギリス人の実態を明らかにした本研究は社会的にも意味があると考えている。
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