研究課題/領域番号 |
15K03899
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
酒井 千絵 関西大学, 社会学部, 准教授 (30510680)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 国際化 / グローバル化 / 高等教育 / ジェンダー / 多文化社会 / 社会学 / 外国語 / 英語 / 国際移動 |
研究成果の概要 |
国内で完結する傾向が強かった日本の大学・研究機関は、2000年代以降「国際化」の競争にさらされてきた。たとえば英語による講義や留学生、海外で学位を取得した研究者の増加、国際学会での報告や外国語での論文発表が国際化の指標とされてきている。他方で、依然として日本語が主要な言語であること、日本への留学生の大半は中国などアジア出身であることなど、政策と実態の間にはずれがあった。留学経験者や研究者への聞き取り、他国での取り組みとの国際比較を通して、日本で研究活動を行う研究者や学生が求める施策、現状を反映した国際交流、日本を留学の目的地とするアジア出身の学生にとって日本の研究機関が持つ魅力を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日本の大学における国際化・グローバル化に向けた取り組みの観察、海外での学位取得者や留学生の経験の聞き取り、そして現在の日本の大学で英語を用いる授業の実施や研究者の国際的な研究体制を支援する具体的な取り組みへの参加と観察を総合的に行った。収集したデータを用い、現代日本の高等教育の取り組みがもつ問題点を明確なものとした。また国際学会に参加し、日本の現状等の共通点と相違を検討した。これらの資料を基に、日本の研究機関が今後国際的な存在感を高めるとともに、その中で研究を行う人々が国際化する学術的な関わりの中で、よりよい研究をすすめ、交流する方策を示すという社会的意義が認められる。
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