研究課題/領域番号 |
15K03920
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
阿部 誠 大分大学, 福祉社会科学研究科, 特任教授 (80159441)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 就労支援 / 就労困難者 / 中間的就労 / 障害者 / 社会的包摂 / 就労 / 社会的孤立 / 社会参加 / 若者 / 就業困難者 / NPO / コミュニケーション / 中間就労 / 就業困難層 / 地域 / 障害 / 生活困窮者 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、就労が困難な人々にたいする就労支援の目標やあり方について、その取り組み実態に即して検討することである。就労支援は、就労困難者にたいし就労体験など段階的な支援を通じて一般就労につなげるプロセスということができ、目標を一般就労におくことが多い。しかし、就労困難者は多様な生活問題を抱えることが多く、支援を就労だけに絞ることは難しい。支援は生活支援を含めて幅広くならざるを得ない。また、就労支援をしても一般就労につくことができない人々も少なくない。それらの人々を排除しないためには、就労支援の目標を一般就労につくことに限定せず、幅広い活動の場として機能させることも重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1990年代から就労困難者の存在が認識されるようになり、民間団体や自治体などが実際に就労支援に取り組んでいる。しかし、研究者の間では就労支援への批判的な見方も強く、就労支援の意義や目的に関して学術的にも社会的にも共通した認識が形成されていない。そうしたなか本研究では、就労支援の実態に即して、就労困難者の多くは多様な生活問題も抱えており、支援は幅広くならざるを得ないこと、また就労支援が必ずしも一般就労につながるわけではないが、就労支援には幅広い活動の場としての意義があることを明らかにした。これにより就労支援の役割を明確にでき、また実際の就労支援の現場でもめざす方向が整理できたと思われる。
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