研究課題/領域番号 |
15K03935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
田中 聡子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (30582382)
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研究分担者 |
戸田 典樹 神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (70584465)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 貧困 / ひとり親家庭 / 居場所 / 重要な他者 / 自立支援 / 子どもの貧困 / 母子家庭 / 学習支援 / 子育て支援 / 孤立 / 子どもの居場所 / 大人モデル / 子育て時間 / 親子関係 / 就労と子育ての両立 / 子どもの居場所事業 / 養育支援 / 自立支援プログラム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、母親以外の「大人モデル」の存在が子どもと母親の自立支援に有効に機能するための要因、経路を解明すること、ライフステージに合わせた「大人モデル」の提示方法を探ることである。子どもの居場所事業に対する質的調査、母子家庭の母親へのアンケート調査、子ども食堂のアンケート調査を実施した。結果は、母子家庭の母親は、収入を得るため子育て時間や母親の余暇時間を短縮し、十分に子育てができない。母親も身体的、精神的に厳しい状況になる。そこで、子どもの居場所は家庭の補完機能を持っている。様々な「大人モデル」が母と子に継続して関わることによって、母と子が安心できる重要な他者となる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母子家庭は就労と子育ての両方の課題があり、母子であるがゆえの問題もある。母と子の二者間で多くの困難を乗り越えていかなければならない。社会資源の乏しい母親は疲労が蓄積し、親子関係の行き詰まりや孤立などの問題を抱える。こうした親子に対して、子どもの居場所や学習支援などの地域に開かれた新たな取組は異年齢の多様な大人が関わり、子どもが成長のモデルに出会い、母親を支える機能があると言える。
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