研究課題/領域番号 |
15K03937
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
|
研究機関 | 山口県立大学 |
研究代表者 |
横山 正博 山口県立大学, 社会福祉学部, 教授 (30249594)
|
研究分担者 |
藤村 孝枝 山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (00264979)
吉村 眞理 山口県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (40274188)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 地域包括ケアシステム / 多職種協働 / 態度形成 / 地域ケア会議 / 地域包括ケア / 多職種連携 / 態度形成要因 |
研究成果の概要 |
地域包括ケアシステムの構築にあたり、多職種協働のプラットフォーム機能を果たす地域ケア会議において、多職種が協働する態度形成の要因を抽出し、その要因間の関連性を分析した。全国のすべての地域包括支援センターを対象に、郵送留置自記式による無記名質問紙調査を行った。その結果、地域ケア会議の司会者の会議進行の評価が高いと、参加者の議論の内容の理解度が促進され、さらに参加同士の情緒的な良好な関係が形成されると捉えられていた。さらにこの過程を経て、会議の成果が現れ、それぞれの職種に対する行動レベルの期待が高まっていることが判明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括ケアシステム構築においては、多職種協働が一つの大きな課題となっている。多職種協働を促進するプラットフォーム機能として地域ケア会議が位置づけられている。多職種協働は、これまでも各専門職の支援モデルが異なること等から多くの阻害要因が示されていたが、その解決方法としては他専門職に対する行動変容を求めるものが多い。そこで、それぞれの専門職が支援の目標を共有しながら役割分担をしつつ、協働して支援にあたるために、地域ケア会議で、どのように多職種が協働する態度を形成しているのか、その構造を把握することで、多職種協働の促進要因を明らかとし、地域ケア会議のあり方や工夫を検討する材料を得ることができた。
|