研究課題/領域番号 |
15K03938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 久留米大学 (2018-2019) 高知県立大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
山村 靖彦 久留米大学, 文学部, 准教授 (80455089)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 社会関係資本 / つながり / 指標 / 支援 / 社会的孤立 / ソーシャルキャピタル / 弱いつながり / ソーシャル・キャピタル / 脆弱性 / 小さな拠点 |
研究成果の概要 |
本研究は、社会的孤立に及ぼす社会関係資本の指標について追求した。 「支援開始の必要性に関する指標」としては,当該地域の社会関係資本が年間平均値の70%未満が,ひとつの目安として定められる.また,「支援終了の妥当性に関する指標」としては,参加率の増加傾向に加えて,社会関係資本が成熟していることがあげられ,当該地域の場合,「社会関係資本高評価回答率」の74%という割合が社会関係資本の成熟度をみるときの目安になるといえる.以上2つの指標を結びつけることで支援のより的確な判断は行われるものと思われ,これは社会的孤立の防止に寄与する援助につながるものと思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的孤立の現状やこれに対応する地域での見守りといった具体的方策と、地域の社会関係資本との関連性が明らかとなる。なかでも「弱いつながり」の有効性を証明することによりこれに基づいた新しい支援方法の提示につながる。今日の地域社会の特徴といえる「弱いつながり」への着目は、社会的孤立に対する方策の具現化と一般化に寄与する。そして、社会的包摂に対する実践的側面が強化され、地域の課題解決に向けた地域福祉の具体的方法論の新たな提示が期待できる。
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