研究課題/領域番号 |
15K03940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 札幌学院大学 |
研究代表者 |
大澤 真平 札幌学院大学, 人文学部, 准教授 (70598549)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 貧困の世代的再生産 / 子どもの貧困 / 若者の貧困 / ジェンダー / 貧困の経験 / ライフコース / 貧困研究 / 貧困とジェンダー / 子どもの経験 / 貧困 / 移行期 / 女性 / 若者 |
研究成果の概要 |
本研究は、1.研究視角である社会的文脈を組み込んだ貧困分析のひとつとして、ジェンダー視点を組み込んだインタビュー調査を実施した。2.国内外の研究を検討し、子どもの貧困を分析する視点として「子どもの貧困の経験」を理論化する試みを行った。3.貧困にある若者の生活実態調査(勤労者調査、求職者調査、学生調査)を実施し、子ども期から若者期への貧困の影響を連続的に把握した。 これらの調査研究を通じて「貧困の世代的再生産」の実態を「子ども・若者の貧困の経験」と「ライフコース」の観点から具体的に把握することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究全体を通じて、これまでの子ども・若者の貧困に関する調査研究と比較して、より具体的な生活実態、家族の持つ資源や資本のあり方、ジェンダー規範の影響、社会保障制度や社会福祉サービスとライフコースとの関連を捉えることができた。また、その生活をどのような経験として受け止めているのか、そのことが個々人の人生の選択とどのように関連しているかについて明らかにすることができた。総じて研究の目的であった貧困の世代的再生産における当事者理解をすすめることに一定の貢献ができたと考えられる。
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