研究課題/領域番号 |
15K03941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 北星学園大学 |
研究代表者 |
中村 和彦 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (20330673)
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研究分担者 |
秋山 薊二 関東学院大学, 人文科学研究所, 研究員 (50133575)
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研究協力者 |
マイケル ウンガー
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ソーシャルワーク実践理論 / リジリエンス思考 / 精神障害者 / 地域生活支援 / アドバーシティ / リジリエンス資源 / リジリエンス / ソーシャルワーク / 精神保健ソーシャルワーク / コミュニティ・リジリエンス / 地域資源 / 実践モデル / 社会生態学 / 精神障害者生活支援 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本におけるソーシャルワーク研究において緒についた段階であった「リジリエンス概念」について、内外の文献、研究成果を渉猟し、その内容を検討・整理することができた。その上で、リジリエンス研究の世界的リーダーであるマイケル・ウンガー博士を招聘し国際セミナーを開催した。このセミナーには、精神保健ソーシャルワーカーら100名が参加し、精神障害者地域生活支援とリジリエンス思考との関連性について討議を実施した。その結果、精神障害者個々のリジリエンス促進には、コミュニティ資源が重要であることが明確となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本のソーシャルワーク実践理論研究における「リジリエンス概念」への着目は緒についた段階であり、また精神障害者の地域生活支援での検討はほとんど見受けられず、その点から本研究の成果は新奇性を有しているといえる。「リジリエンス概念」を検討、整理した点、また最新の研究知見を紹介した意義は大きい。 またこれまでのリジリエンス研究は、人のリジリエンス促進に焦点が当てられがちであるが、そこにはコミュニティ(地域)資源が大きく作用しているのではないかという本研究を通じて得られた学術的問いは、今後の研究課題を明確にしたという意味で意義がある。
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