研究課題/領域番号 |
15K03979
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 日本社会事業大学 |
研究代表者 |
倉持 香苗 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 講師 (40469044)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 地域共生社会 / 地域拠点 / コミュニティカフェ / まちづくり / 居場所 / 住民主体 / 地域福祉 / 社会福祉 / 社会的孤立 / 地域再生 / 福祉コミュニティ / コミュニティソーシャルワーク |
研究成果の概要 |
本研究では、地域拠点が地域の課題を解決する場として機能するためのスタッフのアプローチを明らかにした。具体的には、誰もが利用できる地域拠点は人の繋がりを生み出す可能性があること、そして地域拠点のスタッフは関係機関と連携し、利用者が他者に関心を持つよう働きかけることが重要である旨を明らかにした。さらに地域拠点は、利用者が地域課題に目を向け、課題を解決するための活動拠点となる可能性ある旨が示された。 重要な点は2点ある。第1に、地域拠点は公的な支援を求めている利用者の居場所として機能しているのではないかという点。第2に、個人の尊厳が認められ、何らかの役割を担える場所として機能しているという点である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では住民の活動拠点(地域拠点)に着目し、利用者層が限定されず、誰もが利用することができる地域拠点の意義を明らかにした。また、地域拠点におけるスタッフのアプローチの内容や、地域課題を解決する場として機能する可能性について言及した。 地域共生社会をどのように構築するかが問われている現在、地域拠点が有効に機能するための一つのあり方を提起した本研究は、地域住民が主体となり地域課題を解決するための活動を展開する際の、地域拠点との協働の在り方を示したほか、地域共生社会を実現するための方策に寄与することが出来たと考えている。
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