研究課題/領域番号 |
15K03983
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
山田 裕子 同志社大学, 社会学部, 教授 (80278457)
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研究分担者 |
武地 一 藤田医科大学, 医学部, 教授 (10314197)
杉原 百合子 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (90555179)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 初期認知症 / 若年性認知症 / 家族介護者 / BPSD / 二者関係 / 並行的介入 / 認知症カフェ / 相互作用 / 適応の自己評価 / MCI / 治療的環境 / 語り / 相互交流 / MCI / サポート |
研究成果の概要 |
本研究の目的は初期及び若年性認知症の患者のBPSD(Behavioural Psychological Symptoms of Dementia)の生成防止のための介入に、その家族介護者への個別の心理社会的介入を組み込み、並行的介入(Parallel intervention)として、その効果を検証することである。認知症発症により本人と家族は困惑し、互いに責め、傷つけ合う険しい対立構造を特色とする二者関係となり、その二者が共に支援を必要としている。その支援の提供場所として、また欠如している社会参加の場所として、認知症カフェを有効に利用できることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究において、これまでは、家の外への社会参加もかなわず、何の支援も受けられずに、孤独のうちに敵対関係に陥り、BPSDを発達させた初期認知症および若年性認知症の人とその家族に対して、認知症カフェにおいて社会参加の機会と支援介入の提供を試み、両者の関係の目覚ましい改善が得られた。第1調査では、3組の認知症の人と家族の数年にわたる記録を分析することにより、初期に起こる認知症の人と家族の困りごととニーズを記録し、それに対する支援の効果を明らかにした。第2調査では、カフェの6人の介護者から、カフェに通う以前の困りごとと、カフェに通うことで解決できたことを質的分析により明らかにした。
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