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精神障害当事者の語りを生かした福祉教育の普及に向けたシステム構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K03996
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会福祉学
研究機関桃山学院大学

研究代表者

栄 セツコ  桃山学院大学, 社会学部, 教授 (40319596)

連携研究者 清水 由香  大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 助教 (90336793)
船越 明子  兵庫県立大学, 精神看護学, 准教授 (20516041)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード精神障害者 / 病いの語り / 福祉教育 / 地域共生社会 / ロジックモデル / ネットワーク / 精神障害当事者 / 精神保健福祉教育 / エンパワメント / 当事者研究 / ネットワーク構築 / ナラティヴ / カミングアウト / トポス
研究成果の概要

子どもたちの生きる力の育成と当事者の病いの語りに対する価値の再認識の必要性を背景として、本研究の目的は「精神障害当事者の語りを生かした福祉教育」のプログラムの開発とその普及に向けたシステム構築にある。方法は、当該実践の好事例と判断した実施主体の異なる5つの団体や組織を対象として参与観察を行った。その結果、「共生社会の実現」を長期目標とする福祉教育のロジックモデルを提示した。その際、当事者はリカバリーの物語と共生社会を願うメッセージを語っていた。また、プログラムの普及に対して、信頼関係を基盤とした結束型と関心がある同志がつながる架橋型のシステム構築を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年の精神的不調を呈する子どもたちの増加を背景に、子どもたちの生きる力の育成を目指した福祉教育の必要性が高まっている。その一方で、精神障害は可視化することが難しく、福祉教育の教授方法がわからないという教職員の意見が聞かれる。加えて、多様性を認めた共生社会を目指すには、当事者参画型の福祉教育実践活動が求められている。そこで、本研究の社会的意義は、①子どもたちの教育的効果を目指した精神保健福祉教育プログラム、②共生社会を長期的成果としたロジックモデル、③当事者参画型の福祉教育プログラムの普及方法を示した点にある。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (35件)

すべて 2019 2018 2017 2016 2015

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (25件) (うち招待講演 11件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 自助と自治支援の視点から 病いの語りがもつ力の効用に着目して2019

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 雑誌名

      精神医学

      巻: 61(4)

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 病いの語りによる「つながり」再考;自己とつながり、仲間とつながり、そして未来とつながる語りの活動2018

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 雑誌名

      精神保健福祉

      巻: 49(2) ページ: 73-85

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 精神障害当事者の語りを生かした福祉教育の実践的枠組みに関する研究2018

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 雑誌名

      地域ケア

      巻: 21(1) ページ: 52-55

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 公共の場の語りによる精神障害当事者のエンパワメントの獲得過程とその特徴2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 雑誌名

      コアエシックス

      巻: 13 ページ: 73-85

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 精神障害当事者の語りがもたらす社会変革の可能性2016

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ
    • 雑誌名

      コアエシックス

      巻: 12 ページ: 89-101

    • NAID

      120005771001

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] リカバリーを促進するピアサポートの人材育成2016

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ
    • 雑誌名

      精神障害とリハビリテーション

      巻: 20(2) ページ: 128-132

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 精神障害当事者の語りがもたらす社会変革の可能性2016

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ
    • 雑誌名

      コア・エシックス

      巻: 12 ページ: 89-101

    • NAID

      120005771001

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 地域や障害がある当事者と連携しての福祉教育2019

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ
    • 学会等名
      大阪府社会福祉協議会・日本福祉教育・ボランティア学習学会主催
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 精神障害当事者の語りを生かした福祉教育プログラムのロジックモデルの試案2018

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ・清水由香
    • 学会等名
      日本社会福祉学会第66回秋季大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 精神保健福祉教材による授業効果の検証ー当事者・保護者・教職員による精神保健福祉教育の協同実践ー2018

    • 著者名/発表者名
      木下隆志・栄セツコ
    • 学会等名
      日本社会福祉学会第66回秋季大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 思春期精神保健福祉教育の学校への普及に向けた実践と課題2018

    • 著者名/発表者名
      久下明美・松永貴久美・栄セツコ
    • 学会等名
      第22回日本精神保健・予防学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 精神障害当事者の語りを生かした福祉教育活動に関するプログラム評価~福祉教育活動の推進者にもたらすアウトカムとは~2018

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ・清水由香
    • 学会等名
      第26回日本精神障害者リハビリテーション学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] ニューヨーク市における当事者運営サービスの視察報告ーPeer AdvocacyとBridger Servicesの取り組み-2018

    • 著者名/発表者名
      坂本智代枝・栄セツコ
    • 学会等名
      第26回日本精神障害者リハビリテーション学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] ワールド・カフェ:当事者の「語り」が生まれる未来~メンタルヘルスの未来を語り、未来を創造しよう~2018

    • 著者名/発表者名
      船越明子・栄セツコ・増川ねてる
    • 学会等名
      第26回日本精神障害者リハビリテーション学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 語りとピアサポート2018

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ
    • 学会等名
      全国精神障害者地域生活支援協議会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] はじめています!こころの不調・病気を学び回復を支える授業2018

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ
    • 学会等名
      全国精神保健福祉家族大会 分科会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 公共の場における語りのジレンマ リカバリーの物語のシナリオは誰が書くのか2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ・清水由香
    • 学会等名
      第25回日本精神障害者リハビリテーション学会久留米大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] ワールド・カフェ:当事者の『語り』が生まれる未来~メンタルヘルスの未来を語り、未来を創造しよう~2017

    • 著者名/発表者名
      船越明子・栄 セツコ・増川ねてる
    • 学会等名
      第25回日本精神障害者リハビリテーション学会久留米大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] ピアサポーターについて~基本から活用~2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 学会等名
      諏訪市精神障がい者地域生活支援研修会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 思春期・青年期のメンタルヘルス2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 学会等名
      大阪府管理職・保護者代表者人権教育研修会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] あなたのこころの色は何色?2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ・から~ず
    • 学会等名
      岸和田市福祉教育基礎研修・人権教育研修
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 体験を生かした活動を知ろう~あなたにもできる”病い”の体験を役立てる方法2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 学会等名
      病いの体験を社会に役立てよう!プロジェクト
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] リカバリーストーリーを語る2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 学会等名
      奈良県プロジェクトピア
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ピアサポートの可能性2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 学会等名
      岡山県ピアサポート支援事業
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 病いの語りの可能性2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 学会等名
      大阪市ピアサポーターによる交流会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 精神障がい者当事者活動の意義や多様性2017

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 学会等名
      大阪府精神障がい者当事者活動研修・交流会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 精神障害当事者の語りがもたらす社会変革の可能性2016

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ・清水由香
    • 学会等名
      日本精神障害者リハビリテーション学会(JA長野県ビル)
    • 発表場所
      JA長野県ビル
    • 年月日
      2016-12-02
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 当事者の『語り』が生まれる未来~メンタルへルスの未来を語り、未来を創造しよう~2016

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ・船越明子・増川ねてる
    • 学会等名
      日本精神障害者リハビリテーション学会(JA長野県ビル)
    • 発表場所
      JA長野県ビル
    • 年月日
      2016-12-02
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 思春期・青年期のメンタルヘルス~こころのSOSに気づくためには~2016

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ
    • 学会等名
      大阪私学学校人権教育研究会新人研修
    • 発表場所
      関西大学第一高等学校
    • 年月日
      2016-11-11
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 思春期・青年期のメンタルヘルス~当事者の語りから学ぶ精神保健福祉教育の試み~2016

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ
    • 学会等名
      大阪私学学校人権教育研究会
    • 発表場所
      富田ふれあい文化センター
    • 年月日
      2016-07-15
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 精神障害当事者にエンパワメントをもたらす公共の語りの設計2015

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ・清水由香・芦田邦子
    • 学会等名
      日本精神障害者リハビリテーション学会
    • 発表場所
      高知市文化プラザかるぽーと
    • 年月日
      2015-12-04
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [学会発表] 当事者の『語り』が生まれる未来~メンタルヘルスの未来を語り、未来を創造しよう~2015

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ・船越明子・増川ねてる
    • 学会等名
      日本精神障害者リハビリテーション学会
    • 発表場所
      高知市文化プラザかるぽーと
    • 年月日
      2015-12-04
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 病いの語りによるソーシャルワーク ーエンパワメント実践を超えてー2018

    • 著者名/発表者名
      栄 セツコ
    • 総ページ数
      230
    • 出版者
      金剛出版
    • ISBN
      9784772416443
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 病いの語りのソーシャルワーク~エンパワメント実践を超えて~2018

    • 著者名/発表者名
      栄セツコ
    • 総ページ数
      225
    • 出版者
      金剛出版
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] こころの病の物語をつむぐ 学校における語り部活動2015

    • 著者名/発表者名
      語り部グループ「ぴあの」編集委員会
    • 総ページ数
      74
    • 出版者
      やどかり出版
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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