研究課題/領域番号 |
15K04025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
吉澤 寛之 岐阜大学, 教育学研究科, 准教授 (70449453)
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研究分担者 |
吉田 俊和 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (70131216)
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研究協力者 |
吉田 琢哉
浅野 良輔
玉井 颯一
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 社会系心理学 / 教育系心理学 / 反社会的行動 / 行動決定心的過程 / 意識・無意識 / 実行認知機能 / 内的・外的影響要因 / 教育・発達モデル |
研究成果の概要 |
本研究では、意図性に基づき分類された行動決定心的過程(Behavior Making Mental Process: BMMP)が多様な反社会的行動を説明するモデルとして有効であることを確認した上で、縦断研究によりBMMPの各過程が相互に影響することで反社会性を深化させるメカニズムを解明した。続いて、biopsychosocialモデルに基づきBMMPに影響する内的・外的要因を明らかにすることで、リスクのある者の反社会性の深化を予防するための教育政策上の示唆と学校コンサルテーションを通じた具体的な介入法が提案された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BMMPモデルの検証により、無意識的に行われる行動決定が機能欠陥に基づく行動決定を助長するといった新たな知見が得られ、反社会性が深化するメカニズムが明らかになった。BMMPに影響する内的・外的要因の発達的軌跡に沿った検証により、意識的な行動決定や機能欠陥に基づく行動決定が幼少期の気質の影響を受けること、後者の行動決定は家庭で受ける暴力により助長され、親の監督によって抑制されることが明らかになった。これらの知見を子どもや家庭環境におけるリスク判定に援用し、学校へのコンサルテーションなどを通じて予防的抑止につなげることで、将来的な司法・刑法に関わる行政上の予算削減につながると考えられる。
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