研究課題/領域番号 |
15K04052
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 九州大学 (2016-2018) 新潟大学 (2015) |
研究代表者 |
佐藤 喜一 九州大学, アドミッションセンター, 教授 (00300517)
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研究分担者 |
柴山 直 東北大学, 教育学研究科, 教授 (70240752)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 教育測定 / 古典的テスト理論 / 対応づけ / 等化 / 対応づけ可能性(対応づけの実行可能性) / テストの信頼性 / 対応づけ得点の信頼性 / 対応づけ可能性 / 教育系心理学 / 信頼性 / テスト理論 |
研究成果の概要 |
二つの異なるテストを「対応づけ」すると,テストXの80点がテストYの85点に相当するなど,テストX, Yのスコアの対応関係を知ることができる.その際,意味ある対応づけを実現するためには,さまざまな観点から「対応づけ可能性(対応づけの実行可能性)」を吟味する必要がある.本研究の目的は,「対応づけ得点の信頼性」という新たな視点を対応づけ可能性分析に導入することである.対応づけ得点の測定モデルを構築し,対応づけ得点の信頼性を評価するための基本的な指標を定式化した.さらに,それらの指標により,対応づけ得点の信頼性という観点から対応づけ可能性分析が可能なことを例示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学英語とTOEICやTOEFLとの対応づけや,全国学力調査と地方自治体の学力調査との対応づけなど,近年,ますます対応づけへの関心が高まりつつある.対応づけを伴うテストの場合,私たちの関心の多くは共通尺度における受験者の得点,すなわち対応づけ得点にある.本研究では,これまで十分な議論のなかった「対応づけ得点の信頼性」に着目し,定式化した指標を対応づけ可能性分析に応用した.これらの研究成果により,意味ある対応づけが可能なテストの組み合わせかどうかを判断できるため,対応づけの濫用を防ぐなどの効果が期待できる.
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