研究課題/領域番号 |
15K04057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中谷 素之 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (60303575)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | スクール・エンゲージメント / 学習動機づけ / ライティング / 児童 / エンゲージメント / 学習方略 / 実践介入 / 文章評価 / 介入研究 / 自己調整学習 / 動機づけ / 学習 / 小学生 |
研究成果の概要 |
ライティングの動機づけ支援によって、作文の内容量のみならず質的な向上もみられ、言語活動充実のための動機づけ支援と学習方略支援への実践的示唆が得られた。 第一の成果は学術的貢献であり、学会での発表や学術論文などの学術成果を通して、ライティングへの動機づけ支援の重要性を示した。第二の成果は実践的貢献であり、講演や校内研究での指導などの機会を通して、動機づけ支援によるスクール・エンゲージメントの促進に関する実践的示唆を教育関係者に発信するものであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いかに児童のライティングを改善するかについては、これまで、作文の構造を教えるなどの学習方略研究を中心に研究が進められてきた。しかしそこでは、“なぜ書くか、何のために書くのか”といった児童の動機づけ的側面への注目が不十分であったという問題がある。 本研究では、方略支援だけでなく、その理由や志向性に関わる動機づけ支援を行うことにより、ライティングの質と量が向上する可能性を示すものであった。このことは、学習方略研究と学習動機づけ研究とを橋渡しするものであること、また、実際の教育場面でいかにスキルと動機づけを支援するかを考える重要な示唆となること、という意義があった。
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