研究課題/領域番号 |
15K04058
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 兵庫教育大学 (2018) 名古屋大学 (2016-2017) 愛知教育大学 (2015) |
研究代表者 |
五十嵐 哲也 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (90458141)
|
研究分担者 |
茅野 理恵 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (60754356)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 登校への動機づけ / 不登校傾向 / 学校生活 / 学校生活状況 / 自己決定理論 |
研究成果の概要 |
本研究は,小中学生の「登校への動機づけ」を自己決定理論にもとづいて整理し,より自己決定的な登校への動機づけを有していれば,登校意欲が増進するのかという点を明らかにした。主たる成果は以下の通りである。まず,小中学生の登校への動機づけは,自己決定理論に則って整理され,それを測定する有用な尺度も作成された。また,小中学生の登校への動機づけが高いほど,学校生活を良好に捉え,学校に行きたくない気持ちが低減することが示された。また,登校への動機づけタイプによって,登校したくない気持ちを低減させる学校生活状況は異なることも示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,子どもたちが様々な行動を行う理由について,自己決定理論の枠組みに則った検討がなされている。本研究はその研究成果を「登校行動」に援用したものであり,これまで理論的に検討されることのなかった登校理由研究を大いに発展させるものである。また,自己決定理論に則って登校への動機づけを測定する尺度が開発されたことにより,子どもにとって魅力ある学校づくりを行う際に必要な,実証的調査研究が可能となる。さらに,学業や友人関係,進路選択などの様々な学校関連行動に対する動機づけ研究が深まる中,動機づけ研究そのものの発展にも大きく寄与するものであると言える。
|