研究課題/領域番号 |
15K04100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 新潟国際情報大学 (2018) 新潟中央短期大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
佐々木 宏之 新潟国際情報大学, 経営情報学部, 准教授 (80389949)
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研究協力者 |
林 洋一郎
栗原 ひとみ
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | メッセージ / フレーミング効果 / 言葉がけ / 自己制御 / 幼児 / 養育者 / 保育者 / 親子関係 / 保育 / 養育 / 意思決定 |
研究成果の概要 |
メッセージの言語表現を変えるだけで、動機づけや意思決定が変わってしまう現象はフレーミング効果と呼ばれている。本研究は、メッセージの送り手と受け手としての親子関係に着目し、養育者の説得的メッセージのフレーミング方略と子どもの意思決定のフレーミング効果の関係を検証した。その目的達成に向けて、養育者におけるフレーミング効果が、子どもへの説得的メッセージのフレーミング方略を介して、子どもにおけるフレーミング効果に世代間伝達するという作業仮説を導入し、学生とその保護者、幼児とその保護者を対象にした調査からフレーミングを多角的に検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の第一の意義は、これまで認知心理学や行動経済学の分野で主に行われてきたフレーミング研究を発達・教育心理学の分野に適用した点である。発達段階の異なる研究対象に対して独自のアプローチで調査・分析を行ったため、フレーミング効果についての多角的な解明につながった。第二の意義は、メッセージの送り手と受け手という異なる視点から様々な文脈のフレーミング効果を確認した点である。本研究により、親のフレーミングと子どものフレーミングの関係性や多様な文脈のフレーミング効果の比較などユニークな知見を得ることができた。その成果はこれまのフレーミング研究を深化発展させ、子どもの教育・保育への実践的な提言を導いた。
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