研究課題/領域番号 |
15K04109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
住吉 チカ 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (20262347)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 統合失調症 / 機能的転帰 / 高次認知機能 / 労働 / 意味記憶 / カテゴリ流暢性 / 労働状態 / 生活の質 / 認知機能 / 確率予測モデル / 就労 |
研究成果の概要 |
本研究では、統合失調症患者を対象として、①労働状態の予測因子を解明し、それらを用いて②労働状態の予測を実践、さらに、③労働状態の予測に有効な高次認知機能の指標を検討することを目的とした。①・②について、ロジスティック回帰分析の結果、「認知機能の状態」、「精神症状」及び「社会機能」が有効な予測因子であることが判った。予測の精度は、一部の患者においてはそれほど高くなく、社会的あるいは個人的な要因の影響を受けると推察された。③について、特異値分解法による分析の結果、意味記憶機能の構造化の評価に有用な指標(コサイン値)が得られ、労働状態の予測に組み込める可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的意義:本邦での精神疾患患者の就労状況は、欧米に比べ良好とはいえない。本研究は、精神疾患患者の労働状態について客観的データを提供することにより、研究面から当事者・雇用者の支援に寄与する。 学術的意義:本研究では、統合失調症患者の高次認知機能評価指標を得るために、テキストマイニング手法(特異値分解法)を試みた。従来、主として人文科学で利用されてきた同手法の精神医学分野への応用は、文理融合型研究を推進するものである。
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