研究課題/領域番号 |
15K04122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐々木 淳 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (00506305)
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連携研究者 |
星野 貴俊 金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 講師 (60649284)
石垣 琢麿 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70323920)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 加害感 / メタ認知 / 妄想 / schizotypy / 対人恐怖症 / 確信度 / 妄想性 / 統合失調型パーソナリティ |
研究成果の概要 |
加害感とは「他者に不快感を与えている」と事実に反して悩む症状であり、時に強い確信を伴う.本研究は,加害感の確信の度合いがどのような心理的特性によって生じるのかを明らかにすることがの目的であった。本研究の結果、思考を統制しなければならないと考えていたり、思考を危険なものと考えている人ほど、加害感の確信の度合いが高まることが明らかになった。想定されたschizotypyの特性の関与については明確でなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加害感とは社交不安の一群の症状であるが、他の人から否定的な評価を受ける恐れについての側面に主に注目が集まる一方、他の人をいやな気持にさせてしまうことへの恐れについては、症例研究が主で実証的研究がほとんどなかった。本研究は、加害感に関する数少ない実証研究であるとともに、確信の度合いがなぜ高まるのかを明らかにしようとしている。確信の度合いを低減させる方法の方向性を考える際の一助となると考えられる。
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