研究課題/領域番号 |
15K04129
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
葛西 真記子 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (70294733)
|
研究協力者 |
Bang Keeyeon Cyber University of Korea
Hung Chiao Asia University
Rooney S. Craig University of Missouri
岡橋 陽子 高知県スクールカウンセラー
伊藤 瑠里子 愛媛県スクールカウンセラー
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | セクシュアルマイノリティ / LGBTQ / 性の多様性 / 学校教育 / 心理的支援 / 地域支援 / 児童生徒 / カウンセラー / セクシュアル・マイノリティ / 教職員 / アジア / ヨーロッパ / 生徒 / LGBT / 学校 / 台湾 / 香港 / 臨床心理学 / アジア諸国 / 教員 / 意識変容 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、第一に、学校教員の意識変容・理解促進を目指したマニュアルを作成し、その効果を検証することであった。2006年に作成したプログラムを基に、新たにプログラムを開発し、それを基に、教員対象のリーフレットや教員やカウンセラー対象のハンドブックを作成した。第二に、日本以外のアジアの国々におけるLGBTQ+の現状について明らかにし、LGBTQ+に対する偏見・差別が各国でどのような文化的意味・役割を持つのかを明らかすることであった。アジア諸国に関しては、韓国・台湾におけるLGBTQ+の現状について専門家や当事者にインタビューを行い、歴史的背景、現状、同性婚への対応等について明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セクシュアル・マイノリティに関する研究に関しては、性的指向や性別違和に気づき始め悩み始める思春期に大半の時間を過ごす学校現場の教職員への情報提供、支援方法などは、本研究代表者が行っているもの以外、存在しなかった。そのため、教職員の LGBTQに関する啓発的訓練の方法を開発することは、教育分野において独創的で意義のあるものであった。また、日本やアジア諸国の LGBTQに関する現状・問題を国際社会に発信することは、西欧の性に対する考え方・見方をそのまま取り入れるのではなく、文化に根差した国際的な研究を発展させることが可能となった。
|