研究課題/領域番号 |
15K04145
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
樋口 匡貴 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (60352093)
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研究協力者 |
中村 菜々子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | コンドーム使用 / 羞恥感情 / 性感染症予防 / コンドーム購入 / インターネットトレーニング / 社会的機能 / HIV / コンドーム |
研究成果の概要 |
コンドーム使用時の羞恥感情を適切に制御し,コンドーム使用を促進するための介入方法の開発を試みた。まず,コンドーム使用時に羞恥感情を表出することは,男女ともに様々なポジティブイメージをもたらすことが明らかになった。それを踏まえ,コンドーム使用そのものに対してポジティブイメージを付与するビデオ映像を作成し,その視聴による効果を検討した。その結果,少なくとも女性に対しては,インターネット経由でのビデオ視聴によってコンドーム使用の促進効果が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
性感染症の予防にとって,現実的かつ効果的な対策はコンドームの適切な使用である。しかしそれが様々な理由によって阻害されており,その中でも大きな阻害因の1つが羞恥感情である。本研究はインターネット経由で配信可能なビデオ映像を用いてコンドーム使用時の羞恥感情の制御を試みた研究であり,コンドーム使用の促進効果を確認することができた。広く配信可能な形での効果的な介入策が開発できた点において,現実的社会的な意義は大きいと考える。
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