研究課題/領域番号 |
15K04152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 大妻女子大学 (2018) 順天堂大学 (2016-2017) 早稲田大学 (2015) |
研究代表者 |
山蔦 圭輔 大妻女子大学, 人間関係学部, 准教授 (80440361)
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研究分担者 |
佐藤 寛 関西学院大学, 文学部, 教授 (50581170)
山本 隆一郎 日本大学, 医学部, 研究員 (30588801)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 摂食障害 / 食行動異常 / 予防 / 女子学生 / 他者評価懸念 / 身体像不満足感 / 痩せ願望 / 他者評価 / 対人関係療法 / 心理教育 / 心理的メカニズム / 学校精神保健 / 尺度 / カットオフポイント |
研究成果の概要 |
本研究では,女子学生を対象に,食行動異常の発生機序や維持要因について検討した。ここでは,食行動異常発現・維持に係る心理的メカニズム(心理モデル)を策定することを第一の目的とした。検討の結果,身体に関する他者評価への懸念を起点とする頑健な心理モデルが策定された。また,男性を対象とした心理モデルを検討した。その結果,女性モデルと比較することにより,性差を考慮した検討を行った所,女性性パーソナリティの高さが食行動異常の発現・維持に関係する可能性が推測された。 以上の結果を踏まえ,食行動異常の予防的心理教育プログラムを考案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,女子学生の摂食障害・食行動異常を臨床心理学・健康心理学の観点から実証的に検証し,また,その成果を踏まえ,予防教育の可能性について検討したものである。本研究の成果は,近年,思春期・青年期女性を中心に蔓延する摂食障害や食行動異常について,その発現・維持メカニズムを理解することに寄与するものであり,学術的意義は高いものといえる。また,女性を対象とした先行研究が大多数である中,男性を対象とした研究成果を発信したことにも一定の意義があるものといえる。
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