研究課題/領域番号 |
15K04170
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 神戸松蔭女子学院大学 |
研究代表者 |
大和田 攝子 神戸松蔭女子学院大学, 人間科学部, 教授 (10340936)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 遺族ケア / アセスメントツール / 悲嘆 / 死別 / 看護師 / 緩和ケア / 遺族 / アセスメント |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、医療従事者が患者の死別前から家族の不適応を予測するための簡便かつ有効なアセスメントツールを開発することである。患者の死別前から前方視的に調査を実施し、医療従事者によるリスク評価と遺族自身による精神症状の評価との関連を検討した。その結果、看護師が「支援必要」と評価した遺族は精神症状の悪化が認められたことから、看護師の評価は基準関連妥当性(予測的妥当性)が確認された。特に「ソーシャルサポートの欠如」と「経済的問題」は、死別後の遺族の不適応を予測する重要な要因となる可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺族の不適応を予測するための標準化されたアセスメントツールは国内では開発されていない。患者の死別前から看護師が家族のリスク評価を行い、患者の死別後に遺族自身が精神症状を評価する前方視的研究を実施することにより、アセスメントツールの予測的妥当性を確認できたことは学術的意義があると考える。 また、簡便で使用しやすいアセスメントツールの開発により、介入の必要性の高い遺族を早期に予測し、限られた資源を有効に活用することが可能となり、医療従事者や遺族に対して大いに貢献できると考えられる。
|