研究課題/領域番号 |
15K04190
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
大久保 街亜 専修大学, 人間科学部, 教授 (40433859)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 協調行動 / 表情認知 / 感情 / コミュニケーション / 左右差 / 進化心理学 / 表情 / 顔認識 / 信頼感 / 顔認知 / 社会的認知 / 裏切者検出 / 顔の信頼感 |
研究成果の概要 |
協調行動、つまり、助け合いは、人間社会に普遍的に見られる特徴である。協調行動が成りたつためには,裏切り行為を阻止する必要がある。しかし,現実の社会では裏切り行為が散見され,裏切り行為を十分に阻止できている訳ではない。なぜ、裏切りはなくならないのか?この疑問に答えるため、本研究では,表情の役割に注目し行動実験と脳機能の測定を行った。そして、裏切り者は作り笑顔を使い、しかも、それが強調される振る舞いをして、素性がばれるのを防ぐことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
協調行動、つまり、助け合いは、人間社会に普遍的に見られる特徴である。しかし、協調行動における裏切りは、多くはないものの必ず存在する。本研究で明らかになった裏切り者が用いるコミュニケーション戦略は、人間に普遍的にみられる協調行動におけるピットフォールを明らかにした。つまり、笑顔によって裏切り者は、うまく立ち回ることができることがわかった。協調行動における裏切りは、詐欺などの犯罪行為として実社会で被害をもたらす。この犯罪行為の基礎となる振る舞いを明らかにした本研究の成果は、犯罪行為を未然に防ぐことにつながる情報を提供する可能性がある。
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