研究課題/領域番号 |
15K04202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
瀧田 正寿 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (40344204)
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研究分担者 |
藤原 清悦 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10440322)
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研究協力者 |
一谷 幸男
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 詐病記憶 / 海馬 / 前頭前野 / 扁桃体 / ドーパミン / セロトニン / 記憶 / 意志決定 / 脳内微小透析法 / オペラント / 遅延交代反応 / T迷図 / 記憶資源 |
研究成果の概要 |
(研究計画最終年度の応募が採択され、本テーマ終了し次テーマを開始中)海馬-前頭前野路は作業記憶を担うとされる。私達は、海馬-前頭前野路が腹側海馬-前頭前野路と中間海馬-前頭前野路に分類できる可能性を示してきた(Takita, Fujiwara, Izaki. 2013)。また、その腹側路と中間路は、情報を収束する構造をしており、お互いの経路が電気生理的に相互作用するので、行動上でも相互作用する可能性を模索した。本研究では、オペラント課題や迷路実験を通して、2つのサブ経路間の関係を解析することを実施した。そして、ヒト作業記憶との関係性についても言及するため、別途、並行してヒトでの実験を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
副産物的学術的意義は、連合記憶を介した作業記憶と連合記憶を介さない作業記憶には、質的な違いがありそうだということである。本テーマは、ラットで詳細に行ってきたが、連合学習がし安い実験セットと連合学習がし辛い実験セットの作業記憶成績を比較した時、格段に成績スコアの良かったのは前者の方であった。具体的には、ラットの作業記憶成績は、迷路実験の方がオペラント実験よりもよく、連合学習が作業記憶をサポートできることを認めた。これは、日常生活場面で、連合学習性を増加させてヒトの作業記憶をサポートできる可能性を示唆している。
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