研究課題/領域番号 |
15K04216
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
松下 良平 武庫川女子大学, 教育学部, 教授 (50209540)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 道徳教育 / 教育 / 学習 / デューイ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、オーセンティック・アプローチを共通の枠組みとした上で、学習論と関連づけながら道徳教育論を再構成することである。このアプローチでは道徳教育論は、道徳や倫理が本来的に多元的であることを踏まえて構築され、学習論は、目標-合理的方法という近代教育の枠組みには回収できない人類史的な学びを基盤として組み立てられる。本研究では併せて、本アプローチを介して道徳教育論と学習論を、調和や調停をめざす対話の原理によって統一的に把握することも試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小中学校における特設「道徳」の教科化が開始されたとき、教科教育としての道徳教育の理論構築は大きく立ち後れたまま、「考え、議論する道徳」という枠組みだけが提示された。本研究は、道徳・倫理の複数性や多元性を踏まえながら、道徳をめぐって何について「考え、議論する」必要があるのか、多様な角度から解明を試みた。この道徳教育論およびそれと統一的な理念に従う学習論は、人工知能が高度化し、正解のない問題が頻出する未来社会において人間に求められる能力や、そのような人間を育てる教育のあり方について重要な示唆を与えてくれる。
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