研究課題/領域番号 |
15K04224
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
太城 康良 三重大学, 教養教育院, 教授 (10398787)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 成績評価 / 学生間評価 / ライティング教育 / ピアレビュー / 相関解析 / アクティブ・ラーニング / 行動評価 / ピア評価 / グループ学習 |
研究成果の概要 |
従来の授業形式では学生の成績評価は教員が試験やレポート課題などを採点して行われることが多い。近年のアクティブ・ラーニング形式の授業ではグループ活動が含まれ、そこでの積極性などの学習行動を加味して、成績評価することが求められる。本研究では、実際にグループでの学習行動を直接観察する学生が相互に学習行動や成果物を評価(ピア評価)できるかを相関解析で検証した。ピア評価の意義や方法を学生に周知した条件下では、ピア評価と教員評価とは正の相関を示した。ピア評価は当初、談合などにより機能しない懸念があったが、その可能性は払拭され、成績評価の信頼性を向上させることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ピア評価を実施することで、学生が評価者としての観点を学び、学習行動を内省したり学習目標を確認したりする経験は教育上有用である。また、評価者が複数名であることから、主観評価になりがちな行動評価にある程度の客観性や再現性を与え、成績評価自体の公平性がが上がることも期待される。さらに、評価者である教員が一人では把握が困難な各グループでの学習行動を加味できることで、中間過程も含めてた多様な観点を含む成績評価が実現する。このような知見は成績評価の質向上と教員の負荷軽減の資する点で学術的意義と社会的意義を有する。
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