研究課題/領域番号 |
15K04227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
片山 紀子 京都教育大学, 大学院連合教職実践研究科, 教授 (60342169)
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研究分担者 |
角田 豊 京都産業大学, 文化学部, 教授 (30233670)
小松 貴弘 京都教育大学, 大学院連合教職実践研究科, 教授 (40305032)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 生徒指導 / 若年層教員 / 福祉的課題 / 若年教員 / チーム学校 / 現代的課題 / 福祉 / スクールカウンセラー / スクールソーシャルワーカー / 貧困 / 教員 / 保護者 |
研究成果の概要 |
我々の調査によって、若手教員は経験のある教員に比べて,福祉的課題があまり見えていないことを見いだすことができた。そこで生活のあり方全体が「貧困化」しているのではないか,そしてそのことが「チームとしての学校」を阻害しているのではないかと仮説を立てた。しかし,予想とは異なり,一部を除いて仮説を裏付ける結果は得られなかった。これについて,アンケート調査による限界を認めた上で,若手教員と経験のある教員の間にある認識の違いは,両者の間の「感受性そのものの違い」にあり,「チームとしての学校」の阻害要因となっている可能性があり,これまで見逃されてきた視点だといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
チーム学校と一口に語られることが多いが,実際には若年層教員とそれ以上の教員とでは認識や感受性は大きく異なることが本研究で明らかになった。したがって,学校現場でチーム学校を進めていく上では,福祉的課題を含む生徒指導分野において,丁寧に進めていかなくてはならない,また対話もおろそかにしてはならない。ごく当たり前のことであるかもしれないが.学校現場では軽視されがちで,警鐘を促す意義をもつといえる。
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