研究課題/領域番号 |
15K04230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
二宮 衆一 和歌山大学, 教育学部, 准教授 (20398043)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 教育評価 / 学習のための評価 / 形成的評価 / 学習としての評価 / 教師による評価 / イギリス / 信頼性 / 妥当性 / 信頼性と妥当性 / 教育評価政策 |
研究成果の概要 |
本研究では、以下の3点の研究を行うことで形成的評価の理論的発展を明らかにした。1点目は、「総括的評価」と「形成的評価」という教育評価機能の問い直しについてである。2点目は、形成的評価の理論的発展の柱ともなっている「学習としての評価」の考えについてである。3点目は、「教師による評価」の信頼性と妥当性についての研究、そしてモデレーションやキャリブレーションを通じた「教師による評価」の信頼性の向上についての取り組みについてである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における教育評価は、いまだ学習成果の測定を目的とする総括的評価の考えに支配されている。本研究では、イギリスを中心に広がってきている「学習のための評価」、すなわち学習改善を目的とする形成的評価の理論的発展について考察と分析を行った。日本において、形成的評価の考えを広げていくためには、総括的評価との機能の違いを明確にすること、そして、「教師による評価」の信頼性と妥当性が、従来のペーパーテストよりも高いことを示す研究が必要と考えられる。本研究では、イギリスを中心とする英語圏の国々での、それらの研究の成果を考察・分析することで、日本の教育評価の理論と実践を改善していくための示唆が得られた。
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