研究課題/領域番号 |
15K04249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
熊澤 恵里子 東京農業大学, その他部局等, 教授 (90328542)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 農科大学設置と薩長官僚 / 日本型学問観の形成 / 学理と応用の調和 / エドワード・キンチ / 大学化計画と条件整備 / 越境する科学 / 学問共同体 / 杉浦重剛 / 獣医学教育 / オックスフォード大学農学部 / スコットランド / 大学評議会 / 大学令案 / ワーリントン / キンチ / 農商務省 / 官立学校の大学化 / 帝国大学農科大学 / 柘植善吾 / 日本型学問観 / 岩山敬義 / 学理と応用 / 前田正名 / 帝国大学史 / 農科大学 / 駒場農学校 / 農学教育 / 大学史 / ケンブリッジ大学 / オックスフォード大学 |
研究成果の概要 |
日欧米の史料調査により帝国大学農科大学成立史を再検討し、以下の3点を明らかにした。(1)1890年6月の帝国大学農科大学設置は山県有朋総理主導の下実施されたもので、根底には薩長の派閥対立という政治的要因があった。(2)設置により帝国大学及び6分科大学が構造的に文部省管轄下に統合されると共に、帝国大学令で規定した「国家ノ須要ニ応スル学術技芸ヲ教授シ及其薀奥ヲ攷究スルヲ以テ目的トス」という文部省の論理を貫徹した学問的意味は大きい。(3)1885年以来の農商務省官立学校の大学化計画では農学教育の理念を作成し、学理と応用を調和し日本の風土に適した農事改良を目指し日本型高等農学教育の条件整備を行った。
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