研究課題/領域番号 |
15K04254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
前田 一男 立教大学, 文学部, 教授 (30192743)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 長野県教員赤化事件 / 「二・四事件」 / 治安維持法 / 思想統制 / 信濃教育界 / 教育労働運動 / 満蒙開拓青少年義勇軍 / 1930年代 / 教員赤化事件 / 二・四事件 / 大正自由教育 / 信濃教育会 / 永明小学校 / 思想対策 / 信州教育 |
研究成果の概要 |
「二・四事件」とは、「信州教育」と全国的に高く評価されていた長野県において1933年2月4日から半年あまりの間に、多くの教員などが治安維持法違反として検挙され、大々的に報道された事件で、検挙者のうち教員が多くを占めていたため、「教員赤化事件」とも呼称された。その社会的な影響力は、新聞・雑誌メディアを通じて県内だけではなく全国に拡散されていった。 その「二・四事件」について、新資料としての裁判記録及びそれに関わる新聞記事を翻刻した。複数の分析視角を提示しながら、「二・四事件」が、大正自由教育から戦時下錬成教育への転換を象徴する事件としての性格を持っていることを明らかにした。
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