研究課題/領域番号 |
15K04256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 桐蔭横浜大学 |
研究代表者 |
谷本 直美 桐蔭横浜大学, スポーツ健康政策学部, 准教授 (10724198)
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研究分担者 |
名達 英詔 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (90510272)
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研究協力者 |
渡辺 悟史
猶原 和子
高倉 弘光
徳富 健治
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | メンタリング・プログラム / 芸術教科 / 若手教師 / 発話分析 / メタ認知 / リフレーミング / 教師の働きかけ方 / 教師の働きかけ / メンタリングプログラム / 子どもの主体性 / 対話 / グラウンド・ルール / 授業分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、芸術教科にとって重要な“表現意欲に満ちた学習空間”を支えている教師の発話による働きかけを中心に分析・解釈し、その結果をもとに若手教師が指導行動の改善策を自ら見つける授業メンタリング・プログラムを開発・実施した。 本プログラムの有効性は主に①「行動の指示・促し」の割合が高い教師主導の授業から、「思考の促し」「受容」等、子どもとの対話による授業に変化したこと②メンターからの情報や子どもへの問いかけの試行錯誤により、メンティの子ども観が変わったこと③メンターから示される分析情報をメンティが自己解釈する機会が生まれ、自身の指導行動を分析的にとらえるメタ認知の獲得が促進されたことの3つである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教員集団の年齢構成の変化、芸術教科に関する困難、教師の学習観、教員研修のあり方と研究の還元という問題から取り組んだ本研究の学術的意義は、先行する発話研究を踏まえつつ、授業における教師の発話による子どもへの働きかけ方の分析指標を得たこと、また、芸術教科における若手教師のキャリア形成に即したメンタリングのあり方を構造的に明らかにしたことにある。社会的意義は、若手教師のメタ認知力を高め、自発的な自己更新を促すプログラムの運営とその結果としての若手教師の変容が挙げられる。本プログラムは教師が仲間と意見を交流し、自らを見つめるために定期検診的に活用されることが期待できる。
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