研究課題/領域番号 |
15K04271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東亜大学 |
研究代表者 |
清永 修全 東亜大学, 芸術学部, 教授 (00609654)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 現代ドイツ / 教育改革 / ピサ・ショック / ビルドゥンク / 芸術教育 / イメージ・コンピテンシー / 現代美術 / スタンダード化 / 美的・感性的オペレーション / ピエランジェロ・マゼー / 差異の教育学 / フランツ・ビルマイヤー / エルンスト・ヴァーグナー / イメージ学 / 芸術概念 / 芸術的陶冶 / カール=ペーター・ブッシュキューレ / 多元文化社会 / ヨーゼフ・ボイス / 拡大された芸術概念 / 生の技術 / 文化的陶冶 / マックス・フックス / 「美的・感性的合理性」の理念 / 「美的・感性的教育」の正統化をめぐる理論的努力 / ドイツ教育改革と芸術教科 / 芸術教科のスタンダード化とコンピテンシー指向 / カール・ヨーゼフ・パッツィーニ / グンター・オットー / 旧東独の「美的・感性的教育」の伝統と現在 / ベルリンとザクセンにおける芸術科学習指導要領 |
研究成果の概要 |
本研究では、2001年のピサ・ショック以降のドイツの教育改革を背景に、にわかに活発な展開を見せ始める美的・感性教育をめぐる議論に目を向け、そのディスクールを整理し、そこに芸術科の教科としての新たな理論的再編の兆しを見て取ろうと試みた。その際、改革の流れに沿って「イメージ・コンピテンシー」の概念をもとに教科のスタンダード化をはかろうとする各州の取り組みと同時にそれが孕む様々な問題を分析する一方で、こうした動向に対する批判も合わせて俎上に乗せた。そこでは、とりわけ現代美術の戦略にインスピレーションを得つつ、それを梃子に芸術教育の刷新をはかろうとする諸潮流も対比的に取り上げ、その論点を吟味した。
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