研究課題/領域番号 |
15K04290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
織田 泰幸 三重大学, 教育学部, 准教授 (40441498)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 専門職の学習共同体 / 校長のリーダーシップ / 学校改善 / 学習する組織 / 実践共同体 / リーダーシップ / 『学校教師』 / 同僚性 / 専門職の共同体 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,アメリカにおける「専門職の学習共同体」としての学校の特質および意義と課題を理論的・実証的に明らかにすることである。本研究の成果は,以下の3点である。第一に「専門職の学習共同体」の先駆的な研究の特徴および意義と課題を明らかにした。第二に、「専門職の学習共同体」の基盤的研究(K.S.ルイスの「専門職の共同体」モデル、D.ローティの『学校教師』)の特徴を明らかにした。第三に,イリノイ州における学区54,およびカリフォルニア州フリーモント学区とダブリン学区における「専門職の学習共同体」の事例校の観察及び校長に対する聞き取り調査を通じて,その特徴や実態の一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、現在の我が国の教育の研究と実践において注目されている「学びの共同体」,「力のある学校」,「チームとしての学校」といった学校改革や学校づくりに関する議論と関わって,子どもの学び,教師の同僚性,授業研究といった視点だけでなく,学校全体での質の高い教育成果の追及,アカウンタビリティの確立,校長のリーダーシップ,学校の変革・改善のプロセス,学校の組織文化といった教育経営の視点をより明確に意識した研究上の知見を提供するものである。本研究の成果は,教育経営における「学習する組織」論や「実践共同体」論を基礎とした学校論の発展に貢献し、具体的な学校改善の事例の蓄積に貢献する意義を有する。
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