研究課題/領域番号 |
15K04301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
久我 直人 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (20452659)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 子どもの意識と行動の構造 / 学校組織マネジメント / 教職員の協働 / 組織的省察 / 効果のある指導 |
研究成果の概要 |
本研究は、子どもの健やかな成長を生み出す教育改善プログラムの開発を目的とした。そのために、まず、子どもの意識と行動の構造を子どもへのアセスメントデータに基づいて可視化した。次に、この意識と行動の構造に適合した効果的な取組を策定し、実践研究校の教育課程に導入した。質的および量的な分析の結果、以下のことが確認された。1)教員の組織的な協働が促進された。2)子どもの学びへの意欲の向上が確認された。3)教育改善を生み出す「効果のある学校づくり」の基本モデルが構築された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いじめ・不登校等の教育課題が増加傾向にある中、それらの問題に対処療法的に対応するのではなく、根源的な原因を解決する「教育改善プログラム」の構築を目指した。そのために「子どもの意識と行動の構造」を可視化し、その構造に適合した「効果のある指導」を組織的省察を通して策定し、展開する「効果のある学校づくり」を開発した。 小学校3校、中学校3校、高等学校4校に導入し、子どもの学びへの意欲や生活の安定と教職員の組織化が同時に具現化され一定の効果が検証された。小さなエネルギーで大きな効果を生み出す「効果のある学校づくり」の基本モデルが構築されたことは、学術的にも実際の学校教育においても意義ある研究となった。
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