研究課題/領域番号 |
15K04304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
船越 美穂 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (80263987)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 参画 / 保育施設 / 権利 / 多様性の教育 / ドイツ語 / 保育者研修 / 保護者 / 移民の統合 / 多様性の尊重 / 保育者 / 観察シート / 移民の背景を持つ子ども達 / 保護者支援 / ドイツ語学習 / ドイツ語学習支援 / 異文化理解 / 教材 / ドイツ / 移民 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はドイツの保育施設における移民の背景を持つ子ども達の参画について、幼児教育カリキュラム、保育実践、教材、保育者研修等から検証することを通して、その効果的な支援方法と課題を明らかにすることであった。ドイツの保育施設でフィールドワークを行い、子ども達の参画が多様性の教育によって根拠づけられていること、ドイツ語学習の支援が子ども達の参画を保障し、移民の統合政策と密接な関連を持っていること、子ども達の参画は保育者自身の子ども観の省察によって始まること、移民の背景を持つ保護者への支援が親と子どもに効果的に働くこと、家庭から園への移行期の支援が子ども達の参画に影響を及ぼすことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では外国にルーツを持つ子どもの不就学問題への対策が喫緊の課題となっており、本研究の中で就学前の子ども達対象のドイツ語支援の実際について明らかにしたことは社会的意義があったと言えよう。特にバイエルン州の就学前の子ども達対象の「準備コースドイツ語240」の実践を観察し、関係者へのインタビューを行い、観察シートSismikとSeldakとの関連性の中でドイツ語支援の特徴を明らかにしたことは学術的意義があったと考える。さらにドイツの保育者研修を参与観察することによって、研修内容の特徴と保育者の意識を明らかにし、子ども達の参画との関連の中で分析したことも学術的に意味があったと考える。
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