研究課題/領域番号 |
15K04308
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 山梨大学 (2018) 大分大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
大野 歩 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (60610912)
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研究分担者 |
七木田 敦 広島大学, 教育学研究科, 教授 (60252821)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 幼児期の学び / 保幼小接続 / 学びの評価 / スウェーデン / 保育評価 / 生涯学習型保育 |
研究成果の概要 |
本研究では、小学校への移行期における学びの評価について、スウェーデンを事例に文献調査と現地調査の2側面から検討を行った。文献調査では、スウェーデンにおける近年の保育改革の動向を検討した。また、現地調査から、スウェーデンにおけるペダゴジカル・ドキュメンテーションを通じた乳幼児期の学びを支える保育と、その実践評価の実態を検討した。 これらを踏まえ、スウェーデンでは、小学校への就学準備型でも、乳幼児期の生活を重視する生活基盤型でもない第三の道、すなはち、社会に生きる子どもを育もうとする生涯学習型の保育実践と学びの評価を行っていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際的な保育改革の動向においては、社会的な人材への先行投資としての幼児教育という視点が強調され、OECDの政策提言も、従来のホリスティックな子ども観による保育実践を支持する傾向から、就学前の段階から知的な学びを支える実践が重視される方向へと、政策のねらいを大きく転換しつつある。 こうした中、本研究では、文献調査と現地調査からスウェーデンの保育政策と保育実践を事例として、就学前からの知的な学びを保障しつつ、子どもの学びの成果を習熟度ではなく、学びにかかわる経験とそのプロセスから捉え評価することで、移行期における学びを支えるという、新しい保育評価とその実践を明らかにしたことに意義があると考える。
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