研究課題
基盤研究(C)
本研究は自然災害における避難場所としての公民館が、どのような機能を果しているのかについて、東日本大震災において被災した岩手・宮城・福島の公民館をもとに、避難所としての実態とその役割に関する研究である。昭和の合併と平成の合併などを契機に、近な地域公共空間としての公民館は、「分館」や「自治公民館」を基礎に展開した機軸から、「中央」公民館への方向へと転換することによって、公民館が本来持つ地域にねざした活動が弱まっていった。今日、自然災害時には、とくに分館や自治公民館への期待が浮き彫りになったように、あらためて、公民館制度の再構築を検討の必要性が明らかになった。
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日本公民館学会研究年報
巻: 13 ページ: 1-4