研究課題/領域番号 |
15K04320
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
高野 和子 明治大学, 文学部, 専任教授 (30287883)
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研究分担者 |
山崎 智子 南山大学, 人文学部, 講師 (20636550)
福島 裕敏 弘前大学, 教育学部, 教授 (40400121)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | イギリス / 教員養成 / 高等教育 / 質保証 / accreditation / validation / 学校主導の教員養成 / PGCE |
研究成果の概要 |
サッチャー・メージャー教育改革期に、1992年継続・高等教育法によって高等教育が一元化され、それまで「非大学セクター」として教員養成を提供してきたポリテクニクや高等教育カレッジが「大学」に昇格した。しかし1992年教育(学校)法および1994年教育法によって教員養成に特化した総合的な教育行政システムが構築されたことにより、教員養成は高等教育のなかにおけるある種の疎外された領域となり、さらには高等教育から分離される方向をとることとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イギリスの教員養成で1990年代から今日まで続く動向については、従来、“教員養成の高等教育から学校現場へのシフト”という現象的把握がなされていたが、それについて、教員養成を高等教育一般から分離する独自の行政システムの成立を基盤として可能となったものであることを明らかにした。 対象期間において、教員養成課程の査察や財政措置が高等教育一般のそれから分離され、それによって、教員養成の行政が高等教育系列ではなく初等中等教育系列に位置づけられたという、戦後イギリス教員養成史の画期ともなる点を明らかにした。
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