研究課題/領域番号 |
15K04335
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 南山大学 (2018) 南山大学短期大学部 (2015-2017) |
研究代表者 |
五島 敦子 南山大学, 教職センター, 教授 (50442223)
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研究協力者 |
戸村 理
宮里 翔太
原 圭寛
蝶 慎一
山本 尚史
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アメリカ大学史 / アメリカ成人教育史 / 大学開放/大学拡張 / 戦間期 / 継続教育 / 現職教育 / アメリカ高等教育史 / 大学開放/大学拡張 / 大学開放 / 大学拡張 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、1930年代アメリカ高等教育における大学拡張部の意義を探求することである。大恐慌後、ニューディール政策下で職業教育への助成や失業者対策が展開された。大学拡張部は、これらの政策と連動して、成人が柔軟に学べる学位プログラムを提供するとともに、経済的事情のために大学進学を断念した青少年が働きながら学べる課程を提供した。全米大学拡張協会(National University Extension Association: NUEA)の指導者たちは、大学拡張課程の質が低いとする批判に対抗するため、単位認定基準を細かに定め、商業主義の営利学校との違いを明確にすることで、質向上を図った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人生100年時代の働き方が問われる今日、大学には、社会人の学び直しの機会が求められている。アメリカでは、オンライン教育や社会人経験の単位認定などにより、誰でもいつで学べる学位プログラムが開発されている。しかし、学問的水準が曖昧である、教育の質が低いなどの批判もみられる。本研究の意義は、こうした批判が登場した1930年代に遡って、大学拡張部が歴史的にどのようにその解決を図ってきたかを実証的に解明するところにある。
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