研究課題/領域番号 |
15K04347
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | お茶の水女子大学 (2016-2018) 東京大学 (2015) |
研究代表者 |
王 杰 (王傑) お茶の水女子大学, 人間発達教育科学研究所, 研究協力員 (80432037)
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研究協力者 |
馮 峰
陳 愛陽
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 在日外国人留学生 / 英語圏留学 / 中国人留学生 / 中国の日本語教育 / 日本語学習者 / 学習動機 / 進路志向 / 留学先希望 / 留学生の受け入れ / 日本語教育 / 日本留学 / 授業料の値上げ / 満足度 / 奨学金 / 進路変更 / 中国の大学 / 進路選択 / 留学志向 / 英語教育 / 日本の留学生受け入れ / 廉価な労働力 / 留学生教育の質保証 / 中国 / 現代日本文化 / 日本社会への認識 / 渡日経験 / 就職 / 進路希望 / 留学生供給源 |
研究成果の概要 |
在日中国人留学生数の停滞を疑問にした本研究は、主としてマクロとミクロの視点から中国側の要因を考察した。マクロの視点から中国人留学生の英語圏への更なる集中の影響を指摘した。また、2016年に中国14国公立大学の日本語学習者約1500名を対象に質問紙調査を実施し、彼らの日本語を学ぶ動機、日本社会に対する認識、進路志向、留学希望先等を分析した。対象者の約15%が海外留学を希望するが、日本語専攻生の場合も留学志向者の3-4割が英語圏を希望する。就職における日本語力の優位性が低下し、日本語人材の過剰供給が懸念される。英語教育の早期教科化、日本語人材の市場飽和は日本留学停滞の根本にあるかと推測される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今の日本では、留学生の送り出しと受け入れに多くの課題を抱える。中国の日本語教育およびその人材養成に関する研究は、日本社会の留学生受け入れ研究の一環として、さらに中日両国の経済、文化、学術交流の担い手養成研究に寄与すると期待される。在日外国人留学生の最大の供給源である中国の大学の日本語学習者の学習動機や進路志向に関する本研究の成果は、留学生向けの英語プログラムをさらに強化する必要性など、日本の留学生受け入れ政策、大学教育現場への示唆だけでなく、中国の大学における日本語人材の養成計画の見直し等に資するものも得られている。
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