研究課題/領域番号 |
15K04364
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
田中 理絵 山口大学, 教育学部, 准教授 (80335778)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 児童虐待 / 再生産 / 社会化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、「児童虐待の再生産」に関わる諸要因および諸問題について、実証的・理論的研究において析出することである。 児童虐待の再生産論は言説として一般に流布されている。しかし、子供期に虐待の被害に遭った者が、教育機関・福祉施設で教師や心理士、施設職員などさまざまな大人とどのように関わるかによって自己イメージが作られるが、この自己イメージが家族形成に対して影響を及ぼす様子が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、子供期に虐待被害に遭った者を対象に自分自身の生活史を語っていただく長期的な面接調査と児童福祉職員や教員等を対象とした児童虐待施策に関する聴き取り調査を中心とした。その結果、子供期の「自分ではどうしようもなかった出来事が自分の人格形成に影響を及ぼすこと」を自覚できるのは、成人後、長期にわたって徐々に達成できるのであり、それを脱して自分の望むパーソナリティへ向かうためにも支援的な他者の関わりを長期間必要とすることが明らかになった。児童虐待に関する社会的先入観は彼らの自己イメージ形成に影響するが、そうした偏見・ステレオタイプを児童養護施設新設における住民反対運動の中から抽出した。
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