本研究の目的は、地域社会における人権問題への対応として、学校における人権教育の実践と「学校と家庭・地域の連携」による教育コミュニティ形成を進めるために、学校に必要な実践上の条件を理論的・実証的に解明することである。そのため、徳島県を調査研究の対象地域として、学校における人権教育の現状とその実践上の課題に関する、インタビュー等の社会調査を実施した。 結果として、「学校と家庭・地域の連携」による教育コミュニティ形成の必要性と社会的意義に関して、社会状況の変化に対応した新たな理解と意味づけが必要であることが明らかになった。
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