研究課題/領域番号 |
15K04374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
大塚 類 青山学院大学, 教育人間科学部, 准教授 (20635867)
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研究分担者 |
遠藤 野ゆり 法政大学, キャリアデザイン学部, 准教授 (20550932)
筒井 美紀 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (70388023)
船山 万里子 都留文科大学, 文学部, 非常勤講師 (00649238)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 見えない生きづらさ / 質的研究 / 当事者のニーズ / 私的支援 / フィールド調査 / インタビュー調査 / 多職種連携 / 児童福祉施設 / 小学校 / 高等学校 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は二つある。一つ目が、公的支援に頼れない「見えない生きづらさ」を抱える人々(小学生~社会人)を支える私的支援の実態をフィールド調査により明らかにすることである。二つ目が、当事者のニーズを含みこんだ持続可能な中間的支援モデルを提案することである。 実態調査に基づき、当事者のニーズ(例えば、要支援者を「要」支援者として認識し支援の枠組みに入れていくこと、支援者への支援を自発性に任せるのではなく制度やルールとして周知していくこと等)に即した支援モデルを提案できたことが、本研究の成果である。この成果に基づき、現在、実際の教育現場をフィールドとしてアクションリサーチを実施している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は二つある。一つ目が、虐待・貧困・低学力といった可視化された生きづらさではなく、経済的困窮もないのに学習に向かえない、精神的につながれる相手が誰もいない、といった「見えない生きづらさ」に焦点を当て、実態調査した点。二つ目が、私的支援を自主的に行っている支援者に焦点を当て、支援者を支援する枠組みの必要性を明らかにした点である。 社会的意義は、見えない生きづらさの要支援者と、彼らを自主的に私的支援している支援者の具体的様相を明らかにし、当事者のニーズを含みこんだ支援モデルの骨子を提案し、実際に教育現場をフィールドとしてアクションリサーチを実施しつつ現場の環境改善に取り組んでいる点である。
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