研究課題/領域番号 |
15K04376
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
高野 篤子 大正大学, 人間学部, 准教授 (30513048)
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研究分担者 |
日下田 岳史 大正大学, エンロール・マネジメント研究所, 専任講師 (30734454)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 管理運営専門職 / スタッフ・ディべロップメント(SD) / アメリカ合衆国 / イギリス / オーストラリア / マレーシア / カナダ / 高等教育研究 / 大学経営人材 / スタッフ・ディベロップメント(SD) / 専門職 / リーダー育成 / 大学院課程 / 欧米 / オセアニア / スタッフ・ディベロップメント(SD) / 大学関連団体 / アメリカ / 大学管理運営職 / 教学支援 / スタッフ・ディベロップメント(SD) |
研究成果の概要 |
学内の調査・分析の担当者(IRer)や教育プログラム開発の担当者といった中級レベル以上の専門職たちは,米国においては博士号を持ち,高度な専門職として遇されていた。大学教員の職能開発の担当者(FDer)や教育プログラムの評価・改善支援の担当者等,教員と共に仕事をする専門職は教員の身分を有する者もいた。さらに特筆すべきは人事等の管理運営部門の専門職たちも博士号をもち,広義に教学を支えており,職員の専門職化とキャリアの経路の確立は,英国・豪州・マレーシア・カナダ等の諸外国においても進行している。英国・豪州等では専門職の職能開発の場として大学院に架橋するサーティフケート・プログラムが展開されていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本はこれまで大学の管理運営職の専門職化が進む米国の専門職を1つの範型とし,教職協働による大学改革を唱えてきた。その米国では,教学部門のみならず管理運営部門でも博士号を有する専門職が専門職として遇され,高度な業務をこなす。この傾向は程度の差こそあれ,英国・豪州等の諸外国においても顕著である。専門職が必要とされる業務や専門性、その能力開発プログラムを解明し,情報を学界において共有することは,日本のポスドクの人々の活躍の幅を広げ,かつ教育系大学院の発展に寄与する意義があると思われる。
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