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児童生徒の言語発達とレトリック研究を融合した作文カリキュラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K04406
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教科教育学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

森田 香緒里  宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (20334021)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード言語発達 / 作文 / 相手意識 / レトリック / カリキュラム / 国際比較 / 作文指導 / 作文カリキュラム / 作文技術 / 論証 / 発達 / フォリナー・ライティング / 文章表現 / 児童作文 / メタ認知 / 作文研究
研究成果の概要

本研究は、児童生徒の言語発達とレトリック研究を融合した作文カリキュラムの開発を目的としている。研究成果として3点挙げる。(1)日本と英国の児童の作文を、相手意識及びコミュニケーション方略の発達という観点から比較・分析した。その結果、日本人児童の方が多様なコミュニケーション方略を用いること、また作文に表れる相手意識が、表記レベル・語レベルに集中していることを明らかにした。(2)この結果に基づき、文構成レベルの作文力育成に焦点化した作文カリキュラムを構想した。特にレトリック研究に基づく欧州の作文カリキュラム「プロギュムナスマタ」に着目し、要約・構成に関わる作文指導法を開発・検証した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義を2点挙げる。(1)日英2国間で児童作文の比較分析を行った結果、日本人児童の方が、英国人児童よりも読み手に配慮し、読み手に伝わるような書き方を様々に工夫していることがわかった。書き言葉におけるコミュニケーション能力の違いが国際比較によって明らかになった。(2)レトリック研究に基づき開発された欧州の作文カリキュラム「プロギュムナスマタ」に着目し、「要約」「構成」に関わる作文指導法を開発・検証した。レトリック研究の知見を取り入れることで日本の作文カリキュラムに系統性を与え、かつ(1)で得た児童のコミュニケーション能力の実態と発達に対応させることを意図した。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2019 2018 2017 2016 2015

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 文章表現指導における作文技術の系統性に関する研究 ―「プロギュムナスマタ」の検討を中心に―2019

    • 著者名/発表者名
      森田香緒里
    • 雑誌名

      宇大国語論究

      巻: 29 ページ: 85-98

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 実践的コミュニケーション力の育成(2)―「会話科ことばの時間」のカリキュラム開発(高学年単元)―2017

    • 著者名/発表者名
      森田香緒里
    • 雑誌名

      宇大国語論究

      巻: 28 ページ: 89-102

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 相手意識とパトスを基盤としたコミュニケーション力育成のためのカリキュラム開発2017

    • 著者名/発表者名
      森田香緒里
    • 雑誌名

      人文科教育研究

      巻: 44 ページ: 179-196

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 低学年児童作文における相手意識の発生と機能―フォリナー・ライティングの国際比較―2016

    • 著者名/発表者名
      森田香緒里
    • 雑誌名

      国語科教育

      巻: 80 ページ: 31-38

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 実践的コミュニケーション力の育成(1)―「会話科ことばの時間」のカリキュラム開発(低学年単元)―2016

    • 著者名/発表者名
      森田香緒里・宇都宮市立清原北小学校
    • 雑誌名

      宇大国語論究

      巻: 27 ページ: 16-29

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 日英児童作文における相手意識―発達的観点からの国際比較―2017

    • 著者名/発表者名
      森田香緒里
    • 学会等名
      第62回人文科教育学会
    • 発表場所
      筑波大学附属中学校
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] 初等国語科教育2018

    • 著者名/発表者名
      吉田 武男、塚田 泰彦、甲斐雄一郎、長田 友紀(申請者担当:123-135ページ)
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      9784623082926
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 新編 新しい国語1 教師用指導書 研究編 下2016

    • 著者名/発表者名
      森田香緒里
    • 出版者
      東京書籍
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 新編 新しい国語2 教師用指導書 研究編 下2016

    • 著者名/発表者名
      森田香緒里
    • 出版者
      東京書籍
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 国語科重要用語辞典2015

    • 著者名/発表者名
      森田香緒里
    • 総ページ数
      279
    • 出版者
      明治図書
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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