研究課題/領域番号 |
15K04408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
喜多村 徹雄 群馬大学, 教育学部, 准教授 (60466688)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 地域資源 / 現代美術 / 美術科教育 / 鑑賞 / 鑑賞教育 / 地域アートプロジェクト |
研究成果の概要 |
研究期間を通して地域資源を活用した5つの題材を開発し、小学校で1つの実践を実施した結果、研究の目的に照らして次のことが明らかになった。 (1)題材の主題および造形力によって美術館と同等の鑑賞体験は得られる。美術館外での公開は、場所自体が地域資源かつ学習環境になるため学習に付加価値を与える。(2)鑑賞者は地域資源を体験的に学習する。(3)鑑賞者の行動は変容する。鑑賞者は、当事者性の獲得ならびに世代間交流を通して社会化する傾向にある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
造形探求的美術運動が多い近代美術を取り上げる傾向にある鑑賞活動では、一般化された近代の造形理論や事象の学習に適している一方で、児童生徒の実態や地域の特性と離れていることもあり、学習者の当事者性を欠く場合がある。本研究では地域資源を活用した題材を開発し、これを鑑賞することで学習者の当事者性を高めることが確認できた。また、図画工作科・美術科に地域資源を活用した題材開発例を加えることで貢献したと考える。
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