研究課題/領域番号 |
15K04419
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
小林 比出代 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (10631187)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 書写教育 / 書字 / 左利き / 利き手 / NIRS / Handwriting / イギリス / 学習指導要領 / フランス / Cursive writing / 文字学習入門期 / 書字スタイル / ナショナルカリキュラム / 「1988年教育改革法」 / 筆圧握圧 / NIRS |
研究成果の概要 |
利き手と非利き手それぞれでの書字活動時における脳の活動領域の差異を脳活動計測装置で計測することにより、特に書字行為に際しての利き手と脳活動との関係の詳細について検証した。具体的には、右利き者が右手で文字を書く場合と左手で文字を書く場合、及び左利き者が右手で文字を書く場合と左手で文字を書く場合では脳が活性化する部分にどのような違いが生じるのか考察し、非利き手での書字行為の妥当性について推考した。 また、他国では左利き者への書字教育に関してどのような指針を打ち出しているのか、本研究での仮説を立てるための基盤研究として、特にイギリス及びフランスでの左利き者への書字教育の在り方を調査分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの書写教育において、左利きに関する研究が充実していたとは言い難い。現在の学習指導要領や書写用教科書でも、左利きの書字及びその指導に関する事項には触れておらず、保護者や指導者からの疑問や不安は後を絶たない。 本研究では、左利き者の書字に関して、書写教育研究で初めてとなる、利き手及び非利き手での書字行為時における脳活動の計測と解析を試み、非利き手での書字行為の妥当性について検討した。また、他国の書字教育の研究には本研究課題の基盤となる要素が含まれていることから、日本以外の国における左手書字者への学習指導の詳細を考察し、左手書字の児童生徒に具体的な示唆を与えるための基礎研究を行った。
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