研究課題/領域番号 |
15K04449
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
豊嶌 啓司 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90380378)
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研究分担者 |
小田 泰司 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60452702)
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研究協力者 |
坂井 清隆 福岡教育大学, 教職大学院, 講師
元重 雄平 福岡教育大学附属小倉中学校, 教諭
最所 健太 福岡教育大学附属福岡中学校, 教諭
山田 泰生 福岡教育大学附属久留米中学校, 教諭
藤岡 太郎 福岡教育大学附属福岡小学校, 教諭
井手 司 福岡教育大学附属福岡小学校, 教諭
三浦 研一 福岡市教育委員会, 主任指導主事
萱田 稔彦 宗像市立加東西小学校, 教諭
柴田 康弘 福岡教育大学附属小倉中学校, 教諭
土器 修 福岡教育大学附属福岡中学校, 教諭
井上 正成 福岡教育大学附属福岡中学校, 教諭
田口 和秀 福岡教育大学附属久留米中学校, 教諭
齋藤 淳 福岡教育大学附属福岡小学校, 教諭
木下 祥一 福岡教育大学, 教育学部, 非常勤講師
福崎 泰規 福岡県立修猷館高等学校, 教諭
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 市民的資質 / 関係構築思考 / パフォーマンス評価・課題 / 真正な学び / レリバンス / 学習のための評価 / 市民的挑戦要件 / パフォーマンス課題 / 真正の学び / 長期的検証 / 市民的資質評価 / 真正の学力 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,現実的かつ主体的な探究が求められるパフォーマンス評価をもとに,社会科で育成すべき市民的資質である「他者との関係構築的な思考」の指導と評価を一体化する授業改善のための社会科ワークシートを開発することである。具体的には,県内小中学校でのワークシート収集及び授業者へのアンケート調査,パフォーマンス評価によるワークシート指導評価事例開発,開発事例の授業実践による効果検証を実施した。研究成果として,(1)となる枠組みの明確化,(2)パフォーマンス課題と真正な学び論の結節,(3)社会科のレリバンスとしての市民的挑戦要件,(4)市民的挑戦要件による真正な学びの類型化等,実証的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の最終的な成果は,(1) 社会科パフォーマンス課題における真正性を学習機能調整要件のみに拠らず,市民的挑戦要件の「波及効果・影響力」及び「責任」から捉えたこと,(2) 市民的挑戦要件としての真正性の類型及び段階を明らかに区分したこと,(3) 社会科のパフォーマンス課題における現実の文脈としての真正性を段階ごとに方略化し,実践レベルでその実践可能性を明らかにしたことである。真正な学びのパフォーマンス課題の提示から始める「深い学びの学習→主体的+対話的」への発想転換が急務であると同時に,それこそが,社会科が真に「社会に開かれた教育課程」の核として蘇生,存命し得る鍵になることを提示した。
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