研究課題/領域番号 |
15K04456
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
中島 繁雄 帝京大学, 教育学部, 教授 (90711680)
|
研究分担者 |
清水 静海 帝京大学, 教育学部, 教授 (20115661)
|
研究期間 (年度) |
2015 – 2016
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 算数科の教育 / 蓋然的推論 / 論理的思考力 / 自閉症スペクトラム / 帰納的推論 / 関数的な考え / 逐語記録の作成 / 逐語記録の分析・考察 / 合同研究会 |
研究実績の概要 |
帝京大学教育学部初等教育学科の中島ゼミと京都市立小学校との小大連携(京都市教育委員会との連携・協力)による研究体制を確立し、通常学級に在籍する自閉症スペクトラムと診断されている児童をはじめとするすべての児童に、蓋然的推論等の論理的思考力の育成を目指す算数か授業の構築を推進することを目的として展開されてきた。初年度(平成27年度)は、京都市立小学校との連携について京都市教育委員会の協力を得て2校(修学院第二小学校、桃山東小学校)を研究推進校として指定し、研究の実践的展開のフィールドとすることができた。併せて、5校の協力を得て、若手教員の授業観察並びに、研究課題に関する授業実践を行い、それらの記録を作成した。それらの記録に基づいて、蓋然的推論等の論理的思考力の育成にかかわる実践的課題を整理した。さらに、授業実践を通じた実践的研究と併行して、蓋然的推論等の論理的思考力の育成にかかわる理論的研究も展開し、国内外先行研究を分析・整理し、授業分析の枠組みの作成を展開した。次年度(本年度)は、初年度の研究を踏まえ、その精緻化に重点を置いて展開することとした。また、蓋然的推論等の論理的思考力については、数学的推論に関することと数学的内容にかかわることの二つに大別し、前者から帰納的推論と類推的推論を、前者からは集合の考えと関数的な考えをそれぞれ取り上げ、焦点化して研究課題に取り組むこととした。研究半ばで研究代表者の逝去という悲しい事態に遭遇したが、今年度前半では帰納的推論と関数的な考えに重点を置いた展開ができ、授業記録の作成とそれに基づく分析をした。
|